映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)を観た。
評価:☆☆☆★★
あらすじ
不死鳥の騎士団のメンバーに犠牲者が出させ、さらに勢力を伸ばし続ける闇の魔法使い。それに対抗するため、ハリーとダンブルドア校長はホラス・スラグホーンという人物の元を訪ねる。ダンブルドアによると、彼の記憶がヴォルデモートの過去を知るきっかけになるという。その一方で、ドラコ・マルフォイとセブルス・スネイプは秘密裏に行動をしているようで...
暗い雰囲気が立ち込める作品
ヴォルデモートこそ登場しないものの(幼少期のリドルを除く)、ホグワーツ内部にまで闇の魔法使いの魔の手が忍び寄り、ずっと暗い雰囲気が漂う本作。小説版で読んだときはシリアスな中でハリーたちが諦めず奮闘する所が好きなのだが、映像になるとダークな部分がより強調されていた印象。
最終章に向けての章という感じ
ダンブルドアが亡くなったり、ドラコの死喰い人の家系としての葛藤、スネイプが実は闇の魔法使いと繋がっていた事実が発覚したりと、所要人物の運命が大きく動いたのがこの章になる。一方で分霊箱やスネイプの経緯など、謎が多く残されたままになっている部分も多いので、先が気になる構成になっていると思う。