CoCha’s diary

知的好奇心を大事にしていきたい。

映画『ホーム・アローン』

映画『ホーム・アローン』(1990)を観た。

評価:☆☆☆☆☆

 

youtu.be

 

あらすじ

時はクリスマス休暇。シカゴに住む大家族・マカリスター家は親戚が住むパリへ出かける準備で大忙しだった。8歳の末っ子・ケビンは家族みんなにのけ者にされたあげく、「わがままを言うなら部屋に戻っていなさい」と母親に叱られてしまう。「こんな家族なんていなくなってしまえ」と望んだケビンが次の朝目覚めると、家に誰もいなくなっていた...

 

大人びつつも子どもらしいケビン

まだ8歳にも関わらず、ケビンは言動や行動がちょっと大人びていて、急に1人にされても冷静である。アメリカの子どもは自立するのが早いと言うし、割と普通のことなんだろうか...? とはいえ、まだ子供らしさが抜けきれておらず好き放題はしゃいだり、時折うっかりミスをするところが見ていてなんとも微笑ましい。

 

留守番中に忍び寄る影

一人時間を満喫するケビンのもとに、クリスマス休暇につけ込んで空き巣を狙う泥棒2人組が忍び込んでくる。子どもならではの知恵を働かして泥棒を何回も撃退するところがハラハラドキドキで面白い。アメリカらしい軽快な笑いをくれる。何かと損なことが多い末っ子というポジションにいるケヴィンが不憫なのだが、なんだかんだ家族の一員なんだなぁというハッピーエンドも素敵。

 

有名なキャストや監督

ディズニー音楽でお馴染みのジョン・ウィリアムズや、初期のハリー・ポッターシリーズの監督を務めたクリス・コロンバスが同じく監督を務める作品でもある。ぜひ続編も見たい。

日本とドイツの経済を比較して

日本の2023年の名目GDPがドイツに抜かれたそうだ。折しもその翌週に、日経平均株価バブル経済期の市場最高値を更新したというニュースが発表された。良い機会なので、両国の経済の変遷をまとめておこうと思う。

 

www3.nhk.or.jp

 

日本

バブル経済崩壊後の銀行の不良債権問題に時間がかかったため、イノベーションが生まれることが少なかった

 

・国外に拠点を移動する企業が相次ぎ、日本国内への人材や施設に投資をすることが少なかった

 

ドイツ

・国や地方政府による、手厚い企業への支援がある

ベルリンの壁崩壊後、早い段階で経済対策をとった

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 / Part2』

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 / Part2』(2010/2011)を観た。

評価:☆☆☆☆★

 

youtu.be

 

youtu.be

 

あらすじ

魔法学校の教師・セルブスがダンブルドアを裏切り、ヴォルデモート側についたことで闇の魔法使いの優位は圧倒的になる。魔法界のみならずイギリス全土で闇の魔法使いによる無慈悲な支配が進行していた。分霊箱を壊すことがヴォルデモートを打ち倒す唯一の方法だと知ったハリーたちは、ホグワーツを離れ旅に出る...

 

どこから敵が襲ってくるかわからない恐怖

ロンドンの薄暗い雰囲気がこの章の雰囲気にとてもマッチしているなぁと思った。特に前半のロンドンの敵に襲われる辺りや魔法省に忍び込んで分霊箱を奪う辺りがスリリングで冒険感があって面白い。

 

映画版を観終えて

自分は小説版からハリー・ポッターに触れたので、小説版の方が...というとなる所は多かった。というのも、小説版では細かいハリー・ロン・ハーマイオニーの関わり合いのエピソードがあるのに対して、映画版では物語の本筋に影響しない場面はカットされてしまっているからだ。ちょっとしたエピソードがあるからこそ、ハリーたちの前に立ちはだかる困難を乗り越えた時に達成感があるので少し勿体無い気がする (もちろん時間の都合上仕方のないことなのだが) 。

 

とはいえ、映画版にも良かった所はあった。たとえばクィディッチの試合は映画版の方が広がりがあって面白いと思う。他にもイギリスの薄暗い世界観は映像化されることでより鮮明にウィザーディングワールドの雰囲気が味わえたのでとても良かった。ファンタスティック・ビーストシリーズもそのうち観てみたいと思う。

 

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)を観た。

評価:☆☆☆★★

 

youtu.be

 

あらすじ

不死鳥の騎士団のメンバーに犠牲者が出させ、さらに勢力を伸ばし続ける闇の魔法使い。それに対抗するため、ハリーとダンブルドア校長はホラス・スラグホーンという人物の元を訪ねる。ダンブルドアによると、彼の記憶がヴォルデモートの過去を知るきっかけになるという。その一方で、ドラコ・マルフォイとセブルス・スネイプは秘密裏に行動をしているようで...

 

暗い雰囲気が立ち込める作品

ヴォルデモートこそ登場しないものの(幼少期のリドルを除く)、ホグワーツ内部にまで闇の魔法使いの魔の手が忍び寄り、ずっと暗い雰囲気が漂う本作。小説版で読んだときはシリアスな中でハリーたちが諦めず奮闘する所が好きなのだが、映像になるとダークな部分がより強調されていた印象。

 

最終章に向けての章という感じ

ダンブルドアが亡くなったり、ドラコの死喰い人の家系としての葛藤、スネイプが実は闇の魔法使いと繋がっていた事実が発覚したりと、所要人物の運命が大きく動いたのがこの章になる。一方で分霊箱やスネイプの経緯など、謎が多く残されたままになっている部分も多いので、先が気になる構成になっていると思う。

 

映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)を観た。

評価:☆☆☆★★

 

youtu.be

 

あらすじ

前章のラストでヴォルデモートの復活を目の前で目撃し、死の淵から生還したハリー。ホグワーツでもダンブルドアを始め、多くの生徒が「名前を呼んではいけないあの人」の復活を信じる一方で、魔法界の政府とも言える魔法省の立場はそうとは言えなかった...

 

グリモールドプレイス12番地

ヴォルデモートの復活に対して策を講じない魔法省に対して、ホグワーツ教師人のメンバーで結成されたのが不死鳥の騎士団。

 

そして組織の本部がロンドンのグリモールドプレイス12番地にあるのだが、小説で隠れ家に入るシーンが正直全く想像できなかったので、実際に映像にされたのを見ると面白い (こんな感じだったのか...)。ナイトバスといい、現実世界以上の現象を中々想像できない読者にはとても助かる。

 

大人びた少年・ハリー

冒頭のダドリーを見て年頃のいじめっ子らしくなったなぁと思った。

ハリーの方もヴォルデモートと死喰い人との戦いに備えて魔法の実践練習を指導する様子を見ると成長したな、と感じさせる。作品を通して子ども時代から少年時代への移り変わりを観れるのもこのシリーズの面白いところだ。

 

 

映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観た。

評価:☆☆☆☆★

 

youtu.be

 

シリアスな章へ

映画が薄暗い神秘的な雰囲気なので、シリアスな作風の4章以降のイメージに合っていて良い映画化だと思う。特に序盤のゴブレットの中にハリーの名前を入っていたことで先生、学校のクラスメイト、親友のロンにまで不正を疑われて孤立する、というシーンに合っている。第一試練のドラゴンとの戦いはハリー・ポッターの映画の中でも特に迫力があって素晴らしいシーンだと思う。クィディッチ然り、空を自由自在に飛び回るシーンはやはり見ていてロマンがある。

 

ハリーとロンとハーマイオニーの友情

3年生 (つまり13歳)ということもあって年頃の子どもらしく小さいすれ違いで喧嘩をする彼らだが、関係性がまた良い。ハリーとロンが喧嘩をしていた時、ロンが素直に競技の内容を教えられず、ハグリッドを通して間接的にハリーを助けようとしていたのは笑ってしまった。いい関係性だな...


一変して絶望的な終盤

仲間の力を借りたり、勇気を出して挑んだ魔法学校大会が実はハリーが優勝するように仕組まれていた罠だった、というのは救われないなぁと思った。

 

映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004) を観た。

評価:☆☆☆★★

 

youtu.be

 

あらすじ

重大犯罪者が収容されているアズカバンから殺人鬼シリアス・ブラックが逃げ出したというニュースが魔法界に広まる。ホグワーツには危機から生徒を守るため、ディメンターという闇の生物が送られてくる事態までになった。そんな中、ある夜にハリーたちはシリウスに遭遇し、意外な真実を知ることになる...

 

さらっと語られる重大な過去

ハリーの親世代の話が明らかになる本作。小説版に比べるとポッター、シリウスリーマス、ピーターの関係性の話が1シーンの間でさらっと語られるので映画から入った人は少々理解が追いつけないかもしれない。

 

他にも逆転時計や忍びの地図、ホグズミード村といった重大な要素が登場するのだが、サブエピソードが省略されてしまっている分、あんまり印象に残りずらいな...と感じてしまった。

 

 

守護霊の魔法

本作の見どころでもある逆転時計での伏線回収のラストシーン。ハリーが魔法でディメンターを撃退するシーンは小説版を読んでいてもなるほどな、と納得した覚えがある。映画では守護霊の魔法が神秘的に表現されていて良かったと思う。